PS5コントローラー ドリフト現象を直すために分解清掃してみた
結構前からPS5のコントローラーが入力していないのに勝手に動くとういう現象がたびたびおこってしまい、かなりのストレスを感じていました。
買い替えも視野に入れつつ、どうせ捨てるならバラして掃除してみたら直るんじゃないのかといきなり思い立ちまして、色々調べてやってみると直ったんですよ。
いやーよかった。
今回は自分でばらしてみた手順などを紹介しつつ、もし同じような症状に悩んでいる方の参考になれば。
ただし!ぼくもそうなんですけどあくまでも自己責任で挑戦してみてください。
メーカーからの補償が受けられない可能性もあったりするし、失敗したりやってみたけど症状がなおらなかったりと成果を保証するものではありませんので、そこの所をよろしくお願いします。
使用工具
- 精密ドライバー(✛)
- カバーを外すときに使う樹脂製のコテ(自分は家に置いてなかったので代用品として模型で調色するときにつかうサジを使用)
- 毛抜き用ピンセット
- エアダスター
こんな感じです。
手順
①L1 R1をてこの原理で取り外す
スイッチの方に手をそえてコネてやらないと外れた時に遠くへ飛んでいきます(実体験)。
②前側スティック周りのうすいパネルを取り外す
左右の下部分からヘラを差し込んで浮かせていくんですが、無理にやると持ち手の細長い所が折れるおそれがあるんで、徐々にコテを上の方にずらしつつマイクまわりが浮いたら簡単に外れます。
③コントローラーを裏返して上部2箇所、下部2箇所計4箇所のネジを外す
ここと反対側。
ここと反対側
④背面カバー取り外し
ここが一番大変だったかも…。
下側からジョジョにあけていき、最後の上側の合わせ面がなかなか外れなくて硬かった…。
差し込んだコテをねじったり力のかける場所を変えるなどしつつ慎重に外しました。
⑤バッテリー取り外し
カプラーが付いているのでカプラーを掴んで慎重に引き抜きましょう。
間違っても配線をもって引っ張らないように。
バッテリートレー中央、モーター上部の左右についているネジを外す
矢印のネジを取り外します。
⑦バッテリートレー下部のフレキシブル基盤を引き抜いてトレーを外す
トレー下部のフレキシブル基盤、自分は手でゆすって引き抜いたんですけど、毛抜き等を使って引き抜いたほうがいいかもしれません。
白いカプラーに突き刺さっているので、白いカプラーはそのままにして基盤だけ引き抜いてくださいね。
そうすると外れます。
⑧基盤に差し込んである4箇所のフレキシブル基盤を引き抜く
下側がすこし見えづらいですが、トレーからくる基盤の反対側に同じようなのが突き刺さってますんで、見落とさないように。
ブルーのフィルムを毛抜きもしくは指でつまんで引き抜いてやればOK。
⑨スティックを裏側から押し上げてスティックの基盤を配線を切らないように浮かせて裏返す
写真のように全面カバーと分離させずにスティックの基盤だけをこう裏返しておいた方が組付けが全然楽です!!
これは後から気が付いたんですが失敗例。
本体とスティックの基盤は配線でつながっていて切り離せないので、この配線を切らないように慎重におきましょう。
⑩スティックセンサー部の清掃
スティックの付け根部分にエアダスターでしっかりほこりやゴミを吹き飛ばして掃除。
目視できるゴミがあればそれもとっておきます。
ちなみにぼくのコントローラーのドリフト現象の原因はおそらく左スティックのセンサー部にはさまっていたまつ毛っぽい毛。
しっかり撤去しました。
調べていると接点復活剤をつけておくとよいとありましたが、ぼくは使わずに掃除のみで終わりました。
使わない理由は個人的にちょっと接点復活剤と基盤に嫌な思い出がありまして、むやみにやらない方がいいかなと…。
あくまでぼくはですので、ここまでばらしたついでに使われるのは全然アリ。
⑪逆の手順で組んでいき、動作確認をして問題が無ければ作業終了
自分は正面カバーとモーターや基盤が付いている部分を分離してしまったせいで、シェアボタンが散乱したり、基盤を隙間から縫うように通してからつけたりと面倒な工程を増やしてしまったので組付けがちょっと手間でした。
ラストの正面スティック周りのカバーがすこしやりづらく、タッチパッドの下側をくぐらせるようにある程度入れこんで位置決めしてからパチッとやらないとうまく入らなかったので、無理矢理やると破損の原因になるかも…。
動作確認をして問題なければ作業終了です。
お疲れ様でした。
やってみた感想
おっかなびっくりで始めたコントローラーの分解清掃でしたがなんとかドリフト現象も解消されて成功しました。
組む時よりも外す時が大変でしたが、やればなんとかなるもんで、新たにコントローラーをかわなくて済みました。
一応何度も言いますが、自分で分解清掃する際は自己責任でお願いします。
自分も外さなくていい所を外して(前面カバーとモーターや基盤部分の分離)シェアボタンとオプションボタンが散乱してなんの部品かわかるまでしばらくかかりましたし…。
フレキシブル基盤をくぐらせたりして挟み込みの危険などがあったりして少々危ない点もあったので、慎重に作業したうえでも直らない場合は潔くあきらめて新しいものを買う位のつもりで挑戦することをお薦めします。
実際ぼくはそのつもりでチャレンジしましたしね。
でも、うまくいったおかげで快適にゲームができます!
今回はこの辺で。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。